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2010年4月19日 (月)

【感想】短歌ウルフRが選ぶ短歌オールタイムベスト3作品

こんにちは。そっちかー。
管理人です。

今回は、管理人が死ぬほど好きでたまらない
宝物のような短歌トップ3の感想を書きます!

あ、ちなみに順不同です。

■感想

終バスにふたりは眠る紫の<降りますランプ>に取り囲まれて (穂村弘/『シンジケート』収録)

涙がでるくらい大好きな作品です……。
まず、目に浮かぶ情景がうつくしすぎる。

管理人は、運転手も乗客もいなくなった、
「どこでもない場所」に停まったバスの後部座席に
身を寄せあう恋人たちの姿をいつも想像します。

身も蓋もない言い方をすれば、
ふたりだけの世界に閉じこもって外部を拒絶している「妄想引きこもりソング」なんだけど、
そのことが、分かつことのできない「究極の親密さ」を表現しているように思います。

穂村弘さん、大好きです。

遠くから手を振ったんだ笑ったんだ 涙に色がなくてよかった (柳澤真実/『かんたん短歌の作り方』収録)

鼻水がでるくらい大好きな作品です……。
「涙に色がなくてよかった」というフレーズは管理人にとって史上最高の14音です!

とにかくその「やさしさ」に胸を撃ち抜かれる作品です。
短歌づくりの技術を極めた「短歌仙人」みたいなじじいがいたとして、
そのじじいが何千何万の短歌をつくったとしても、こんなにやさしい作品は生まれないと思う。

柳澤真実さんのパーソナリティ=まなざしがあってこそ、生まれることができた傑作だと思います!

柳沢真美さん、大好物です。

好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君 (枡野浩一/『ますの。』収録)

お汁がこぼれるくらい大好きな作品です……。
これしかない、という順序で文字が並んだ、完璧な作品ですね!

短歌と出会ったきっかけでもある枡野浩一さんの作品には、
どれも思い入れがあるのですが、その中でもこの作品がダントツに好きです。

歌われている内容も、もちろんステキなのですが、
声に出した時のリズムの素晴らしさを管理人は強く推したいところです!

散文のようにすーっと読んでもクールでかっこいい響きなのですが、
七五調で読むと「雨」「日々」というキーワードが強調されて、
「あのころの日々だった君」という最後のフレーズにおだやかに共鳴するんですよね……。
そのおだやかさや静けさが「雨」というモチーフにもよくあうんだまた。

枡野浩一さん、付きあってください。

*

以上、
こんな作品がひとつでもつくれたら、短歌づくりをやめてもいいかも……
というくらい大好きな作品たちでした。

もちろん他にも好きな作品はたくさんあるので、
また紹介したいと思います。

それではまた!

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