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2010年4月17日 (土)

「<一月の中間発表3>:枡野浩一のかんたん短歌blog」採用作品の感想

こんにちは。うしろにいるのは誰ですか?
管理人です。

NHK教育で昨日4月16日に放映された三谷幸喜脚色の「新三銃士」見ましたか?
管理人は、プランシェという猿が「ばばあ」と言うシーンでじじいを吹きました。 ←吹いてない

今回は「枡野浩一のかんたん短歌blog」より
< 一月の中間発表3 >で採用された作品のなかから、
特に好きな作品の感想を書くことにします!

あ、「今ごろ一月かよ……」と思いましたね?
その辺は、お 察 し 下 さ い 。

■感想

東京で見える星座は他のより戦闘力が高いと思う (篠原謙斗)

篠原謙斗さんらしく、きれいに着地している完成度の高い作品です。
なんといっても「戦闘力」の比喩が秀逸!
ぐっとくる素敵な作品です。

ふーんそうパパになるんだよかったね ママにならない私だけれど (檀可南子)

篠原謙斗さんがめずらしく素直だと思ったら檀可南子さんが皮肉ですか……。
熱すぎず冷たすぎず「平熱感」のある皮肉なんですが、
それがかえって「私」の喪失感を際立たせているように感じます。
でも相手が結婚した時点で目がなくなったことはわかってたんでしょう? 今さら傷ついてどうする。
次の恋をしようぜ!

分の悪い賭けではないが賭けなくちゃダメな時点で負けとも思う (若崎しおり)

ざわ・・・ざわ・・・。
なるほど・・・。そういう風に考えたことなかったけど・・・。
言われてみてば確かにそうかも・・・。
きれいにまとまっているし・・・圧倒的キュートさ・・・!

逢える日に一番キレイになれるよう逆算しながら今日爪を切る (高田ほのか)

へー、そういうもんか、と納得しました。
男ではなかなか作れない作品ですよね。
ここぞという日のために服のローテーションを考えたりするけど、同じ感覚でしょうか。
非モテ男子のみなさんには勉強になりますね!

東京にいる妹は幸せそう あたしと同じ顔のくせして (おとも)

おともさんも皮肉か!
この皮肉はぴりっとスパイシーな皮肉ですね。
でもどことなくユーモラスなので読んでいて爽快です。
とても上手にまとまった良い作品ですね!
かなり好きです。
ところで枡野浩一さんに突っ込まれていた筆名はその後どうなったんでしょうか。

とりあえず19時半まで働くか キミの「腹へらない?」待ちながら (名なし/そらうみ)

あー、そのきもちわかる……。(遠い目)
そわそわしているそらうみさんが目に浮かぶようです。
作品自体はもうちょっと改良の余地があるかも……と思いますが、
共感できるキュートな内容にやられました。

気がつけば東京駅でこれ以上新幹線を乗り過ごせない (後藤グミ)

きちっと着地したほぼ完璧な作品ですね!
情景とドラマが想像できる広がりのある作品になっていると思います。
この形に落ち着くまでは、結構苦労したんじゃないかなー。
作品とは離れますが、後藤グミさんのイラストもかなり好き。
ブログの更新を激しく希望。

*

今回取り上げた作品はそれぞれ作品の「強み」が違っていると思います。
ストーリーに魅力があったり、卓抜な比喩だったり、新しい発見があったり。
短歌をつくるときは、「この作品の強みはなにか」と自問すると良いかも。

それではまた!

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