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2010年4月15日 (木)

「枡野浩一のかんたん短歌blog」<二月の中間発表>掲載作品の感想

こんにちは。どういうつもりですか?
管理人です。

今日は「枡野浩一のかんたん短歌blog」の、
<二月の中間発表>で取り上げられた作品の感想を書いてみます!

■感想

敬虔な気持ちになってしまいます バファリン飲んで効かないときは (鹿ケ谷街庵)

なにを大袈裟な……と思う人もいるかもしれませんが、個人的にはすごくよくわかる。
40度くらいの高熱になると市販薬なんて効かないんですよね。もはや神に祈るレベル。
まあ鹿ケ谷街庵さんは冷静に自己分析していないで屯服飲んだほうがいいよ……。

凛とした姿で立っていて欲しい東京タワーのように泣くから (伊藤夏人)

雰囲気のある作品だなーと思いました。
悪くいうと文意があいまいで解釈がゆれる作品ってことかも?
特に「凛とした姿で立っていて欲しい」という台詞は誰に向かって言っているんだろ?
しかーし。「東京タワーのように泣くから」は名フレーズ!
両手をぶらんと下げたまま東京タワーの形のように起立して、
顔を空にむけてわんわん大泣きしている姿が目に浮かびました。

ヘンテコな服を着ているおじさんも東京だもんで転んでふつう (さとう香奈)

さとう香奈さんの「おじさん」に対する愛情にやられました!
やっぱこういう押しつけがましくないやさしい歌って好きだなー。
でも「東京だもんで」の「で」っているかな……。
ない方がリズムも整うしキュートですよね。
さとう香奈さんには「で」に並々ならぬ思い入れがあるのだろうか。
だとしたらすめん。

間に合うよまだ間に合うよ東京は24時間営業だから (山田露結)

なにが間に合うんでしょうか……?
という疑問は当然わくとしても「東京は24時間営業だから」というフレーズはグッド!
無駄なリフレインに思える「間に合うよまだ間に合うよ」も、
一生懸命説得している感が出ている、と捉えることもできるかも。
これもやさしい雰囲気の歌ですね。

いいでしょう? わたしがどこを向いたっていつかこっちが前になるから (黒井いづみ)

パンキッシュ!
黒井いづみさんはとんだ「傍若無人歌人」ですね!
短歌はなよなよとした作品が多いので、
黒井いづみさんにはぜひ「ジャイアニズム」にあふれた作品をつくっていって欲しいです!

喜んで受けとるチョコはひとつだけ なんてルールはないはずだから (篠原謙斗)

篠原謙斗くんのバカ! 女の子のきもちをわかっていて弄ぶんだから!
ほんと篠原謙斗さんは 皮 肉 屋 さん ですね!
しかし、よくぞぬけぬけ言いきった! 感動した!
というかカカオマス吹きました。 ←吹いてない
篠原謙斗さんはさぞたくさんのチョコをもらったんでしょうね……。

*

今回取り上げた作品は倒置法をつかった作品が多かったなー。
「〇〇である △△だから」という倒置法のレトリックはドラマッチクに仕上がりやすいですね。
「なんかインパクトに欠けるなー」と思ったら倒置させてみるといいかも。

それではまた!

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