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2010年4月24日 (土)

【感想】「四月の中間発表:枡野浩一のかんたん短歌blog」に取り上げられた作品について

こんにちは。ちゃんと電話した?
管理人です。

みなさんは『四畳半神話大系』というTVアニメをご存じですか?
関東地方では4月22日(木)深夜にフジテレビで第一回が放映されたんですけど、なまらおもしろいです!
アート好きにもオススメ。
短歌ウルフR的にパワープッシュです!

さて、今回は「枡野浩一のかんたん短歌blog」の
< 四月の中間発表 >に選出された作品の感想を書くことにします!

現在、「休止中」なので、ひょっとしたら最後の感想になるかもしれません……。
まー、本ブログでは、いつものように好きな作品を取り上げて感想を書くだけです!

あ、すでに別記事で取り上げた作品は、対象から外しています。
以前の記事については、右メニューの「人の短歌を読みました」をチェックしてくださいね!

■感想

涙だとしても気のせいだとしても嘘だとしても嬉しかったな (縁井沢康太)

「としても歌人」縁井沢康太さんの本領が発揮されたぐっとくる名作です!
言い訳を3つ並べることで「嬉しさ」がしみじみ伝わってきます……。
かなり好きです!

「ボイン」とは朝丘雪路の胸を見て大橋巨泉が作った言葉 (野田修平)

「クイズ王に俺はなる!(どーん!)☆きゃぴーん」
という名ゼリフでお馴染みの野田修平さんらしいトリビア短歌!
31音に結晶化させる技術力はさすがですねー。

手のひらが4つあったらおっぱいを一度に4つ味わえるのに (名なし/あみー)

心底くだらないです……。
でも文体とくだらなさがマッチしているのが良い!
でも手のひらが4つあっても、おっぱいが4つないと味わえないのでは?
3P? それとも自分のおっぱいを揉むのだろうか。

あなたのこともっと知りたい ちんちんも裏側だけしか見たことないし (田原きみこ)

結構衝撃的な作品でした……。
これはヘテロセクシャルの男性には絶対つくれない作品だと思う。
あ、ちなみに表側は緑色でウロコが生えているそうですよ?

あとづけで志望動機を考える 生まれたかった理由について (ごみたゆうこ)

ちょうヘビーな内容です……。でも真理ですね。
内容ほどヘビーに感じずに済むのは、定型にきちっと収まっているからかなー。

ありがとう ありがとうって何回もおっぱいをもみながら思った (篠原謙斗)

名作……。
映画のワンシーン(しかもラストシーン)になりそう。
「皮肉ばかり言って女の子に冷たくあたっている歌人」の篠原謙斗さんも、
やっと感謝の気持ちが芽生えたんですね……。
お母さんはうれしいよ。

ちんちんをいじる許可証をあげます (おっぱい用もお願いします) (goki)

ろくでもない「愛の告白」ですね!
架空の「許可証」まで創造するgokiさんの恋路に幸あれかし!
ちんちんをいじる許可証。転売されないといいですね……。

すれ違う途中で美女がおもむろにおっぱい見せてくれたらいいな (二葉吾郎)

あみーさんの「4つおっぱい」レベルのくだらなさです……。
二葉吾郎さん。どした。現実に戻ってこいよ。待ってるよ。
正直、リアルにこんなことが起きたら「こえーよ」と思う。
でもこのくだらなさが大好きです!

繰り返す これは悲しい話ではない これは悲しい話ではない (縁井沢康太)

「リピート歌人」もとい「リピートの怪人」縁井沢康太さんならではの作品ですねー。
繰り返して否定することで「悲しみ」を強くアピールしています!
縁井沢康太さんの繰り返さない作品も読んでみたいですね。
縁井沢康太さんの繰り返さない作品も読んでみたいですね。

おっぱいを触っておいてやめるって悪徳商法みたいじゃないの (檀可南子)

女性はこんなことされたらショックだろうなー。
「悪徳商法」はすごく良いたとえですね。
きっちりまとまっているし、ユーモアもあるし、言うことなしです!

満開の桜が散るのを見てるのは満月だったことのある月 (is)

isさんには珍しい作風な気も?
しかし、なんといっても「満月だったことのある月」というフレーズが素晴らしいです!
「満先輩」として、「満後輩」の桜が「満開だったことのある桜」に変わるのを見ている、という構図ですね。
こういうちょっとトリッキーな構造は、トリック☆isさんらしいですね!

聞きなおしまた好きになる歌がある あなたのことも忘れずにいる (黒井いづみ)

きれいな作品ですね。
別れたあともこんな風に思ってもらえたら、男冥利に尽きるってもんです!

ハイヒール履いて行きます うっかりと あなたのために泣かないように (真木さわこ)

女性にとっての戦闘服のイメージなんですかね。「ハイヒール」は。
「泣かない」ために「ハイヒールを履く」というのは、説得力があります!
ちなみに男にとっての戦闘服は「ふんどし」と「さらし」ですね。
ハイヒールに比べるとカッコ悪いな……。つーかクールポコじゃん。

文末を締める言葉を見ないよう君のメールを白目で読もう (薮本あや)

「白目」の過剰さがいいです! 気持ちはすごくわかる。
「日々経る短歌」にも採用されていた作品ですが、そこでの枡野浩一さんのコメントもステキでした!

おひさまがぽかぽかきもちいい午後にチェリーボーイと告白するな (山城秀之)

ほのぼのとして、ユーモラスな、あったかい作品ですねー。情景が目に浮かぶようです。
「ほのぼの×リアル丸出しの告白」というギャップをいやーなものとして表現していて説得力があります。
でも、告白するのにわるくないシチュエーションって気もする管理人です!

*

今回は「文体のチカラ」を感じる作品が多かった気がします!

ヘビーな内容でも文体によってかるく感じさせたり、
「喜怒哀楽」をより強く表現できたりするみたいです。

「適切な文体を選択できているか?」というのも作品づくりでは気にしたいところですね!

それではまた!

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