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2010年4月30日 (金)

【短考】続・自分の短歌が思うように評価されないのはなぜか?

こんにちは。世界中から愛されたい。
管理人です。

以前の記事、
「【短考】自分の短歌が思うように評価されないのはなぜか?」
は、おかげさまで大好評でした!

前回の記事をまとめるとこんな感じです。

1. 自分と他人の評価は違って当然! ベン図で考えよう。
2. 良い作品なら誰もが理解できるはず……なんていうのは幻想。

3. 評価のギャップが生まれるのは[自分には/相手には/誰にも]見えていない領域があるから。 ジョハリの窓。
4. 他人とのコミュニケーションを通じてギャップは小さくなるし成長できる。
5. ひとつの見方に依存するのは危険。たくさんの相手と戦っていこう!

書いている最中から自覚していたことですが、
これを読んだ人のなかには、1と2だけにフォーカスして、

「そうか! 他人の評価なんて気にする必要ないよね。好みが違うだけ!」

なーんて理解をしてしまう人がいるかもしれません。

もちろん、それも間違った理解ではないのですが、
簡単にそこで納得して、思考停止されてしまうと、本人にとって不幸ですし、管理人にとっても不本意です。

そこで今回は、「価値観の違い」というマジックワードに逃げ込まないために、
「評価のギャップ」について、もうすこーしにゅるりと突っ込んで考えてみます!

べ、べつに「価値観の違い」を理由に、
話しあいを拒否するような女の子との恋愛トラブルを経験したとか、
そんな個人的なルサンチマンで、この記事を書いているわけじゃないんだからね!

■そもそも「ギャップ」ってなに?

まずは「ギャップ」とはなにかを定義してみます。
その前に前回でも出したベン図を再掲しますね。

Venn_diagram_2

Aと書いた赤いエリアが「自分だけが良いと思っている作品」
Bと書いた青いエリアが「相手だけが良いと思っている作品」
Cと書いた紫のエリアが「自分と相手の双方が良いと思っている共通の名作」
そして、Dと書いた白いエリアが、「自分と相手の双方がダメだと思っている共通の駄作」を表します。

今回問題にする「ギャップ」は、

自分ではC(=共通の名作)だと思っているのに相手はCだと思っていない状況

と定義します!

ちなみに、
自分が好きな作品は相手も好きなはず……
とか考えちゃう「愛されガール」前回の記事を読んでくださいね!

それはこの図で言えば、
赤い丸と青い丸が完全に重なっている=自分と相手の価値観はまったく同じである
と考えているのとおんなじことです。

そんなことはあり得ません!

管理人が大好きでたまらない名作マンガ『おひっこし』の大名言を引用すると、

「お前以外の人間は全員お前じゃねェんだよ」

ってことです。気をつけましょう。

■「ギャップ」の原因は大きく3パターン!

それでは、「ギャップ」はなぜ生じるのでしょうか?
その原因は3パターンあります!
図にまとめたので、以下を見てください。

Issue_tree

パターン1:相手の間違い(C)

本当は「共通の名作(=C)」なのに、相手が「自分の好きな作品ではない」
と誤解したためにギャップが生じるというパターンです。
たとえば、「つい読み飛ばしてしまった」、「意味を取り違えてしまった」、
「読みが足りなかった」などが原因として考えられます。
どれだけ優れた読み手であっても間違えることはある、ということですね。

パターン2:相手を誤解(A)

本当は「自分にとってだけ良い作品(=A)」なのに、「相手も好きなはず」
と「相手の嗜好を誤解」したためにギャップが生じるというパターンです。
単純に「相手の嗜好と違う作風だった」という場合だけではなく、
「作品の完成度」など、レベル感が相手の要求水準に達していない、ということも原因として考えられます。
ギャップの原因として、一番オーソドックスなパターンです。
しかし、このパターンが全てではない、ということが重要です!

パターン3:自分を過信(C)

本当は「自分にとっても駄作(=D)」なのに……という最悪のパターンです。
「まさかそんなことが」と思うかもしれませんが、結構ありがちなパターンではないでしょうか。
一晩たってみたら、あるいは、しばらくして見返してみたら、
「なんでこんな作品を……」と思うような作品を自信満々に発表していた経験はないですか?
大体において、人間は自分にはめちゃくちゃ甘い生き物です。
もちろん管理人も自分自身にはめちゃ甘です!
その「甘さ」たるや、生クリームにコンデンスミルクをかけた以上ともっぱらの評判です。

*

以上が、管理人が考える代表的な「ギャップの原因」のパターンです!

なお、他にも特別なケースとして、「コンテスト」などがあります。
これは他の作者との相対評価であったり、「場が求めている作風」などの要因がはたらくため、
他の場面ではギャップが生じない作品であっても、ギャップが生じる可能性があります。

*

さて、ここまで、ギャップの原因を詳しく見てきました。

ここで重要なことは、

一概に「ギャップが生じている」といってもパターンは一様ではない

ということです!

では、何故それが重要なのでしょうか。
そもそも、どうしてギャップの原因を詳しく考える必要があるのでしょうか?

■「ギャップの原因」によって打ち手が変わる

それは「ギャップの原因」によって打ち手が変わるからです!

違う言い方をすると、

ギャップの原因がわかっていれば適切な手が打てる

ということです!

多くの人が、ギャップに直面して悶々としてしまうのは、
原因を自分に求めていいのか、相手に求めていいのか、わからないからではないでしょうか?

その結果、「すべてを投げ出してしまう」というように極端な行動に走ってしまうのだとしたら不幸なことです……。

そんな不幸に陥らないように、ギャップの原因別に対策案をちょう単純に考えてみます!

パターン1:相手の間違い(C)

このパターンは相手の誤解からギャップが生じているので、対策は単純に「相手の誤解を解く」ことです!

自作の良さをアピールしてみたり、
相手が誤解しているところが具体的に指摘できれば、指摘してみるのもひとつの方法かも。

ただし、「作品というのは、発表したあとは読者の解釈に委ねられている」
と考える人が多いので、その点は注意が必要です。(管理人個人は必ずしもそう考えませんが)
謙虚にいきましょう!

パターン2:相手を誤解(A)

相手を誤解しているわけだから、「相手の嗜好にあった作品に作り直す」というのがひとつの解決策です。

しかし、注意しないといけないのは、そもそもあなたが作品を作る目的はなにか、ということです!

相手に認めてもらうことが目的なのでしょうか?
そうでないならば、読ませる相手を変える、というのもひとつの解決策です。

いずれにしても、相手を正しく理解することが第一ですね。

パターン3:自分を過信(C)

そもそも自分でも出来が悪いと思っているわけですから、「改作する」以外に対策はありません!

■それでもギャップが埋まらないことはある

ここまで、ギャップの原因と対策について考えてきました。

「簡単に思考停止せずに頑張るべきだ」というのがメインメッセージだったのですが、ひとつ大事なことがあります。

それは、

どれだけ原因を分析して、必死に対策をしても、ギャップが埋まらないことはある

ということです。

それは「実力」が原因かもしれませんし、「相性」が原因かもしれません。
それこそ「個人の価値観」としか言えないようなことが原因かもしれません。

そのような状況にある人に対して、管理人が言えるのは次の3つだけです!

1つめは、それは誰にでも起こりえる、ということです。
起こりえることは、いつか必ず起こります。
まずは、それを、「単純な事実」として淡々と受けいれるしかないです。

2つめは、自分も世界も変化する、ということです。
今はギャップだらけに感じられても、未来永劫そうだということにはなりません!
すぐにあきらめるなんてもったいない。
時代があとから追いついた、なんてケースは腐るほどあります!

3つめは、自分にとっての価値、ということです。
たとえ誰からも評価されない作品でも、
あなたが心底好きな作品なら、それは間違いなくあなたにとって必要な作品
です。
誰になにを言われても、そこまで譲る必要はない。

*

長々と偉そうなことを書いてきましたが、いずれも管理人自身が悩んでいることです。

また、「単純化しすぎでは?」という意見もあるかもしれません。

でも、「五里霧中で悶々としている」時には、
思いきって単純化してでも、結論を出して、前に進んだ方がいいんじゃないかなーと思っています。

この記事が、いつか、誰かの、なにかの役に立つことができれば嬉しいです。

それでは!

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