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2010年4月17日 (土)

ロックンロール(連作30首)

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自由って言葉がすでに不自由でパンクロックが鳴り響かない


いつだって走ってるからあの人はきれいできっと早く亡くなる


まあわりと絶望 雨は降ったって降らなくたってどっちでもいい


百億年生きられたって残された時間を無駄にする気はないよ


痛みとは無縁な日々だそうですね あんたが地獄に落ちますように


愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛・愛 おさるさんかよ


*


言い負かすことができても正しさはあんたのものじゃないと思った


傷を負うリスクを避けたつるつるの手ではなんにもつかめはしない


奪うなら奪っていけよお前らが欲しがるものは別にいらない


握力をうしなっていき最後にはすべてを手放すだけなのだろう


*


高い丘のぼって街を見下ろせばお前らみんな風景なのに


逃げたってどうせつかまる現実のなにがどうしてなんだっつうの?


泣いたって泣かなくたってこんなのはおんなじように悲しいだけだ


街じゅうが夕焼け 俺は何人の頭の中で死んだのだろう


絶対に俺は死なない何億の花が冷たく燃え出す夜も


*


おそろしい誓いをたてた朝でさえ俺が俺であるということ


あまりにも悲しすぎたら涙って出ないけれどもそれとは違う


サイダーの缶をぐしゃっと潰してる 全ての力をここに込めてる


誰だってゴミばっかりの世の中のなにかを宝物にしている


目をとじて目をひらいては目をとじてやがて眠りにつくだけならば


*


ドラマーが太鼓を叩く その刹那太鼓が鳴るよ 仕事ですから


ボロボロになったギターとガラガラの声で世界が歌いはじめる


落書きのような言葉を使わなきゃ表現できないことだってある


むちゃくちゃな曲を弾くからでたらめな歌詞でうたって笑いとばせよ


いくつもの夢から覚めた目にもまだ月はきれいに見えていますか?


ジム・モリソン どこかのライブステージであんたはあんたになれたんだよな


濃紺の夜のブルース 爆音のロックンロールでかき消して 朝


明け方に降る流星の大半が人工衛星だという事実


俺たちは風に逆らい飛ぶ鳥だ さあ微笑んでくれヴィクトリア


*


君の夢みることすべて叶うその世界で君はなにを夢みる?


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