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2010年6月 5日 (土)

【感想】「暖炉とか薪ストーブとかある部屋の良さを伝える短歌大賞」2月27日の予選通過作品

こんにちは。元気なしの助です。
誰か元気玉でもつくろうとしているんでしょうか?

さて、今回はタイトルにある通り、2月27日の予選通過作品の感想を書いていきます。
好きな作品だけを取りあげて、ゆるゆるコメントしていきますよー。

■感想

すれ違うふたりの思い投げ入れて薪ストーブはあったかいです (中村梨々)

「薪ストーブはあったかいです」というフレーズがあったかいです!
いやなことがあったけど、薪ストーブがなぐさめてくれているという状況設定もうまい。

今日の日のことは暖炉で燃やします あしたのことは空を見てから (中村梨々)

中村梨々さんは敬語づかいがうまいなー。
「あしたのことは空を見てから」という余裕な態度もいいですね!
大人って感じがします。

あかあかと燃える暖炉を愛でながらふたりで食べる白い恋人 (レレレ田村)

「あかあか」に対して「白い恋人」という対比がうまいですねー。
寒い日にあったかいところで食べるチョコレートってうまそうだなあと思わせるのもいい。

おかえりと出迎えた母に頷いて薪ストーブにただいまを言う (真木さわこ)

ちょっと距離のある母子関係なんでしょうか。
とても実感のある作品という意味で目立っていました!

あなたとの間に暖炉でもなけりゃ誤魔化せそうにないこのほっぺ (山口朔子)

かわいらしい作品です!
「ほっぺ」もいい!

もうじきにぼくは生まれるじいちゃんが薪ストーブに火を入れました (中村梨々)

状況設定がとってもユニークですね!
まさに生まれようとしているところなんでしょうか?
ドラマ性があっておもしろいなー。

僕たちは眠らない 薪ストーブの薪が案外早く減るから (倉岡百枝)

「へー」という発見と、ひねくれた感じが、おもしろい作品です!

父親になると決まった弟が暖炉の前で腕立てをする (倉岡百枝)

ふつうちょっと思いつかないけど、
言われてみればふしぎと納得できる、そんな盲点をつく作品ですね。
倉岡百枝さんは、そういう発想を詠み込むのがうまいなあ。

見習って暖炉はごはん残さずにメラメラ元気になってるじゃない (宇津つよし)

むはー。おら、ムラムラしてきたぞ!
「メラメラ元気になってるじゃない」がたのしい作品ですね。

見ちゃったわ若奥様がこっそりと薪ストーブでなにか燃やすの (レレレ田村)

おもしろいなー。
レレレ田村さんは発想がゆたかなところが最大の魅力だと思うけど、
文章としての完成度の高さも見逃せません!

沈黙が気詰まりでない人と住む家に暖炉もあるなら無敵 (宮田ふゆこ)

暖炉の前でふたり静かにたたずみながら、
ゆっくりとしたしあわせな時間を過ごすんですね? わかります。
情景がとても魅力的でした!

とろーりとあぶったチーズを黒パンに薪ストーブでハイジになれる (小野伊都子)

定番の「まんが飯」を見事に短歌化しましたね!
管理人はよだれが止まりませんよ?

燃えろ!愛!!薪ストーブの火のごとく 命短し恋せよ乙女 (yako)

うおー! 熱い作品だー!
「命短し恋せよ乙女」は手垢のついた慣用表現なんですが、
前半の熱さをうまく受け止めているという意味で大成功じゃないかと!

まっかっかなのは暖炉のせいだから 照れてるわけじゃないんだからね! (yako)

yakoさんの作風は情熱的ですなー!
あまり他に見ない作風という点でも実に興味深い。(声:福山雅治)
しかも、実は作品の完成度が高いです。
yakoさん。要チェック人物や!

帰宅して薪ストーブに火を入れてウチがいいねと言うまでが旅 (レレレ田村)

名作……。
村のみなー! 名作が出たぞー!
もう文句のつけようがありません。
すばらしい作品をありがとうございます!

暖炉の火 家族で囲む僕たちはちょっとセレブな原始人です (ごみたゆうこ)

「セレブな原始人」というフレーズに本田博太郎を吹きました!
これも文句のつけようがない完璧な作品ですねー。
しかし、この発想はすごい。

あったかくしたから早く出ておいで 薪ストーブの火の鳴るほうへ (レレレ田村)

発想力と完成度の高さがレレレ田村さんはずば抜けているなー。
「やさしいまなざし」にあふれているのも個人的にはちょう好み。

*

いやー、今回も名作ぞろいでしたねー。

前回の記事でも書きましたが、受賞作品以外にも光が当たるチャンスがあるようです。

http://masuno.de/blog/2010/05/31/post-186.php

このブログでも、最終的には、
管理人が個人的に大好きな作品をさらに厳選して推薦してみようと思いまーす。

それではまた!

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人の短歌を読みました」カテゴリの記事

コメント

感想ありがとうございます。
やー、あとからこんなふうにちやほやしてもらえるなんて、ひとつぶで二度三度おいしい暖炉短歌……。
ほかの方の作品では、倉岡さんの腕立ての歌が好きです。一読して情景が目に浮かびました。

投稿: レレレ田村 | 2010年6月 5日 (土) 18時27分

はじめまして。
yakoと申しますwink
ツイッターの方でも書かせて頂いたんですが・・・
私の短歌を紹介して下さりありがとうございます!感激です!!
長瀬大さんに感想を書いてもらいたいなぁと思っていたのでとても嬉しいですshine
レレレ田村さんの暖炉短歌は発想力と完成度の高さがずば抜けていて「すごい!!」と圧倒されるばかりでした。
短歌ウルフRの更新を楽しみにしていますup
本当にありがとうございました。

投稿: yako | 2010年6月 5日 (土) 20時38分

>レレレ田村さん

コメントありがとうございまーす。
いやあ、レレレ田村さんの「旅」の暖炉短歌はほんとうに名作……。
読めて得しました。
他の方の作品の感想を書いてくれたのも嬉しいです!
「腕立て」いいですよねー。

>yakoさん

コメントありがとうございます!
感想を書かずにはいられないステキな作品でした。
レレレ田村さんいいですよねー。
暖炉短歌で生まれたニュースターだと思います!
これからもよろしくお願いしますね。

投稿: 短歌ウルフR管理人 | 2010年6月 5日 (土) 23時10分

とても実感のある作品という指摘、するどい!
うちには薪ストーブがあって(うらやましいだろー!)
娘がこんな感じなのですわー。

ちなみに、長瀬さんの「らんらん」短歌がお気に入り。
リンリンランランとか(古っ!)・・・
パンダのカンカンとランランとか(古っ!アゲイン!)・・・
ピアニストのランランとか、いろんなランランを思い出させてもらいましたわー。

投稿: 真木さわこ | 2010年6月 6日 (日) 00時30分

真木さわこさん、コメントありがとうございまっす。

>うちには薪ストーブがあって(うらやましいだろー!)
>娘がこんな感じなのですわー。

お。娘さんが題材だったんですね?
薪ストーブなんて、べ、別にうらやましいんだからね!

「らんらん短歌」気にいってもらえて嬉しいです!
戦前のたとえはちょっとわからないので管理おじいちゃんに聞いておきますね?

投稿: 短歌ウルフR管理人 | 2010年6月 6日 (日) 08時35分

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