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2010年6月 4日 (金)

【感想】ツイッター(#kantantanka)に最近投稿された作品について(2010.6.4)その1

こんにちは。
管理おじいちゃんじゃよ。

今日は、つ、ついったーの 米kantandamono はっしゅどびーふ
5月29日から6月4日17時までに投稿された作品が対象じゃ。

はじめに言っておくが、いつもの管理人とってちがって、
わしはちーっとばかし厳しいんじゃ! 喝!

好きな作品を取りあげるのは同じじゃが、
お、お説教めいたことを言うかもしれないんじゃからな!

あと今回、多めにとりあげたので、2回に分けるんじゃ。
これは1回目じゃな。

では、さっそくはじめるとするかのう。

■感想

おやすみと言いつつずっと起きている夜の孤独にいやされたくて(真木さわこ)

内容に共感できるいい作品じゃ!
真木さわこ女史の作品は「頭じゃなく実感から生まれている」感じが魅力じゃな。
ただのう。
真木さわこ女史の作品は、りずむも整っておるし平均点は高いんじゃが、
素直すぎて大当たりしにくい作風かもしれんのう。
「わあっ」と思わせるしかけがひとつ欲しいところじゃ。

このへんの作品も同じじゃな。
実力があるだけに、要求れべるは高くなってしまうんじゃが、おしいのう。

正直なところそんなに好きじゃない腕まくらって首が疲れる(真木さわこ)

手をつなぎ眠れば同じ夢をみることができればいいのだけれど(真木さわこ)

君が今ふりかざしてる正義ってほかの誰かの悪ではないの?(真木さわこ)

わあっ」についてはみなも こちら を参考にするんじゃぞ?


疑いを全部拭ってしまえたら多分魅力もなくなってしまう(檀可南子)

着想がなかなかすばらしいのー。
謎めいたところがあるから魅力も感じるというわけじゃな?
雰囲気があってなかなかいい作品じゃ。

喝!

檀可南子女子の他の作品もそうじゃがりずむがちーっと悪いのが残念じゃ!
一度、五七五七七のりずむを厳守してみてはどうかの?
あと「拭って」という表現もびみょうじゃな。
日本語として不自然じゃ。


あいまいに どうして?なんて言えないし 半信半疑のままのキスとか (笹木真優子)

雰囲気のある作品じゃな。
そこは好みなんじゃが、状況がよくわからんのが残念じゃ。
主人公の気持ちもよくわからんから感情移入もしづらいのう。

こっちの作品も同じじゃな。
ちょっと変わると名作に大化けしそうなだけにおしいのう。

いつもより空気が薄い だけどまだ 助けて、なんて 言えるわけない(笹木真優子)


一日の終わりがきれいな夕日なら今日は勝ったも同然ですね(久坂友紀)

ふぉー。あっぱれじゃー!
今回の作品のなかではこれが一番好きじゃ!
あかるくてぽっぷな作品じゃなー。
読者がいちばん求めているのはこういう作品のはずじゃ。
でもなかなかつくれないのもこういう作品じゃな。
短歌をつくる人は自分の感情を表に出しすぎて暗い作風になりがちじゃからな。

とみせかけて……喝! なにを油断しとるか!

名作ということを前提にあえていじわるなことをいうとじゃな、
「一日の終わり=夕日」というのは違和感をおぼえる人がいるかもしれんな。
ふつうは「夜」だと思うぞ?
あと「今日」という表現もちーっとばかし不自然かもしれん。
説明がむずかしいんじゃが「一日の終わり」が一般的な表現なのに、
「今日」という特定の時点を持ち出しているからかもしれんな。
ただし、このままでもかなり魅力があるので、改作は改悪になる可能性も高いもしれん。
大幅に手を入れる必要はないじゃろうし、改作するなら慎重にやるんじゃな。


歯ぎしりの音でいいから聞かせてよ、それをオカズになんとかするよ(鹿ケ谷街庵)

俗な表現で「男のさみしさ」を表現しようとする姿勢はすばらしいところじゃ!
ただし、婦女子はこういう作風をきらうかもしれんのう。
あと「頭でつくっている」感が強いのも難点じゃな。
読者に「ほんとうはそんなこと思っていないでしょ?」と疑われるとおしまいじゃからな。


まっ白いスニーカーって少しだけ恥ずかしいから汚したくなる(齋藤小鳥)

発見のよろこびを感じる作品じゃな!
齋藤小鳥女史は物の見方がゆにーくなのかもしれん。
ただのう……。ちーっといんぱくとが弱いかもしれんな。
「少しだけ恥ずかしいから」あたりは必須の言葉じゃろうか?
別の表現に置きかえていんぱくとを求めてもいいかもしれん。


死ぬまでにわたしを解るあなたよりあなたを解るわたしで居ます(枡落宙:筆迷中)

内容が魅力的な作品じゃな。
こういうやさしいまなざしの作品はわしの好物じゃわい!
ただとりっきーな構造自体は類似表現がありふれとるのう。
それがわるいわけではないんじゃが、こういう構造は文字数を消費するのが難点じゃ。
構造を変えれば同じ内容のことをもっとくっきりと表現できるやもしれん。
そしてこれは趣味の問題じゃが「解る」という表記には違和感があるのう。
「分解」ということばもあるようにちーっと機械的な感じがするんじゃ。
この作品のやさしいてざわりにふさわしいとは思えんのじゃが。
まあひとつの考えとして聞いてもらえばじゅうぶんじゃ。
「居ます」はひらがなのほうが自然じゃな。


ちんちんをいじった指でいじられて嫌になるよね iPhoneごめん(篠原謙斗)

下ねたじゃな。

*

今回の感想は以上じゃ。

きびしいことをいったかもしれんが、
じじいのお節介と思ってゆるしてくれんか?

それではまた次回。
さらばじゃ!

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コメント

おじいちゃんありがとうございます!

私はいつもいつも頭で考えた暗いあらすじ短歌になってしまうのですが
取り上げて頂いた歌は珍しく素直でぽっぷに読めた歌でした。

大事に改作をしたいと思います。

投稿: 久坂友紀 | 2010年6月 4日 (金) 18時07分

おじいちゃん、ありがとうございます。
まさか自分の歌がおじいちゃんに取り上げてもらえるとは…
ビックリドッキリメカです。

リズムですね!
実は今までもよくわかっておらず
なんとなく雰囲気でごまかしてました。
これを機会にもう一度枡野さんの本を読んで勉強しマッシュ!

おじいちゃん、つぎにくるときはけぇきもってきてね。
かな、おせんべよりけぇきの方がスキなの。

投稿: kana | 2010年6月 4日 (金) 18時18分

おじいちゃん、すべてお見通しなのでちゅね。むぎ茶を吹き出したでチュー。
歯ぎしりはオカズにならんしー下品な歌でちゅー。
ついったーではブログに載せるのとちがって、
即興で作るので、浅いのでちゅよ。
ちなみに、
ちんちんの先についてるちり紙を自分みたいと思ってしまう(鹿ケ谷街庵)
は発表までに2年かかってるんでちゅよ。なおちたりいぢったりしたでしゅーくりーむすきでちゅか?
おじいちゃん、パイオツ飲んで、すりーぷするでちゅー。
いくらちゃんは永遠にしゃべれないでちゅー。
ばいばいでちゅーー。

投稿: 鹿ケ谷街庵 | 2010年6月 4日 (金) 18時36分

>kanaさん

むずかしく考えずともよい。
字あまりしないようにするだけでいいんじゃ。
ちょっとでも字あまりを許すとだんだんゆるゆるになってしまうからのう。
あとは必ず音読することじゃな。

>鹿ケ谷街庵 殿

コメントで書いてくださった内容は情報としてすばらしいんじゃが、
へたすればスパムコメントに間違われそうじゃな……。

ちんちんの先についてるちり紙を自分みたいと思ってしまう(鹿ケ谷街庵)

これは名作じゃな!

投稿: 短歌ウルフR管理人 | 2010年6月 4日 (金) 20時21分

>久坂友紀さん

おお。すまん。
コメント返すのを飛ばしておった。

いつもすなおに詠めたらいいんじゃが、
なかなかそうもいかんのが人生じゃなあ。

今回の作品は久坂友紀さんの代表作になってもおかしくない
ぽてんしゃるを持っておるようじゃから、くれぐれもたいせつにするんじゃぞ?

改作できたらまた見せておくれ。

さらばじゃ。

投稿: 短歌ウルフR管理人 | 2010年6月 4日 (金) 22時34分

こんばんはです。初めまして。
と・取り上げて戴いてありがとうございます…!以前もドキドキしつつ、結局コメントが出来なかったのですが、本日はえいっと飛び込んでみました。
自分でも、結局それでどうなったっ、と突っ込みたくなるような作品ばかりになってしまうー、と思っていたので…大化け出来るように頑張ります!

投稿: 笹木真優子 | 2010年6月 6日 (日) 02時21分

笹木真優子殿へ

はじめまして。
管理おじいちゃんじゃよ。

勇気をだしてコメントとは感心なお子じゃのう。

ところで笹木真優子殿は入門書の類は読んでおるかの?
たとえば一度きっちり「形にはまる」のも手かもしれん。

「守破離」の記事も参考にするんじゃぞ。
http://nagase-m.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-a328.html

改作をたのしみにまっておるぞ!

投稿: 短歌ウルフR管理人 | 2010年6月 6日 (日) 08時40分

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