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2012年11月27日 (火)

【第十五回文学フリマ】短詩系サークルレポート -全体的な感想とこうだったらいいのにな-

2012年11月18日(日)に東京にて開催された第十五回文学フリマに行ってきました。

もう一週間以上前になってしまいましたが、
主に短詩系サークルを見てまわりましたので、

今回はその全体的なレポートを「気になった点」「ちょっとした提案」というかたちでお届けします。

提案は単なる思いつきのレベルを超えるものではないので、
すでに参加している方々には釈迦に説法だと思いますが、
少しでも参考になればうれしいです。



■見てまわったサークルと会場のエリア分けについての感想


今回僕はお昼過ぎから会場入りしました。


お目当ての短詩系(短歌・俳句・川柳)サークルは

以下の図のような感じで出店エリアが固まっていたので見てまわるのは楽でした。

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また、出展者の立場でも、
ご近所サークルどうしでお客さんの出入りが生まれたりといった相乗効果も出やすいでしょうし、
このエリア分けはとても良かったと思います。

一方で、短詩系がひとつのエリアで固まっているということは、
小説だったり評論といった別ジャンルとはエリアが分かれているということです。

従って、

1.他ジャンルのサークル誌に短詩系作品が含まれていても気づきづらい
2.お客さんもエリアごとに攻めるのでジャンルの偶発的越境みたいなことが起こりづらい

といったデメリットもあるんだろうなあと想像します。

響きあう可能性がある他ジャンルのサークル同士で、
見本誌をブースに置きあうとか、委託しあうとか、
そういった交流が当日中に生まれるとおもしろいと思います。


■見本誌コーナーは大混雑していました

前回の記事でもオススメしたとおり、
実際に中身を確認できる見本誌コーナーはとても便利です。

今回も見本誌が決め手となって購入を決めた本もありました。

ただ一方で、

1.見本誌の数に対して一度に読める人数が少ない
(テーブルに置かれている見本誌は何十冊もあるのに
テーブル周囲の物理的な長さの制約で遊んでいる見本誌がたくさんある状態)

2.見本誌の位置がバラバラになってしまうのでお目当ての見本誌が探しづらい
3.そもそも見本誌があるのかどうかも定かではない

といったあたりの不便さもあるので、
このあたりが改善されると売上アップにつながる気がします。

あるいはそういう状態をひとまず前提として、
その上でどのようにしたら情報を伝えられるかを考えるのも手ですね。


■ブースのディスプレイはもっと工夫できそう

ブースのディスプレイの仕方については各サークルごとに特色がありました。
ただ、全体的に短詩系サークルは他のジャンルに比べると地味な印象です。

特に平面的なディスプレイは目立たないですよね。
人間の視点を考えると水平面より垂直面に情報を提示したほうがアピールすると思います!

テーブルにポスターを下げたり、
看板を立てたり、小さいイーゼルを使ったり、
手軽に立体的にディスプレする手段はたくさんあると思うので、
そのあたりにひと工夫あるといいのではないかと。

またこんな意見もありました。

短詩系の特徴を活かした実にまともなアイデアですね!

大事なのは「その本の最大の売りを最大限アピールする」ということだと思います。
それが短歌なら自信作をどーんと目立たせるといいし、
あるいは豪華なゲスト寄稿者ならその寄稿者の名前をどーんと出すのもいいのではないかと。


■ブースの雰囲気もだいじ

売り子さんやお客さんを含めたブースの雰囲気もだいじだと思いました。
ディスプレイ以外の部分で、注目させたり、立ち寄らせやすくするのはこの部分だと思います。

サークル「短歌なzine うたつかい」さんは、
ブース周辺に活気があってその点とくに良かったのではないかと。

当日多くの人を巻き込んで、
ある程度留めておくための手段もいろいろ考えられそうです。
(お客さんの邪魔になったら本末転倒なのでその点は注意が必要ですが)


■当日のリアルタイムな情報提供は価値がある

主にTwitterを通じて
リアルタイムな情報を提供していたサークルもたくさんありました。

販売状況とか活気とか、そういったものが現場にいる時に伝わると、
自然と足を運んでみたくなるので、こういった情報提供は重要だと思います!

特に開場してまもなくのタイミングで、
ブースの様子を画像で提供するのは、
ブースの様子が一発で分かるのでとても有効
じゃないかと。

ひとりで出店しているとなかなか手が回らないと思うので、
そういう意味でも協力者が何人かいるといいですね。


■でも事前の情報提供のほうがもっと重要かも

こちらもTwitterを通じて
販売する予定の本の紹介をしているサークルはたくさんありました。

ただ、Twitterの情報提供が断片的な情報だったり、
購買意欲を喚起しない情報だったりして、もったいないなあと感じることも多かった
です。

見本誌コーナーも含めて、
当日現地で伝えられる情報量とリーチできるターゲット数は限られているので、
事前の情報提供はかーなーり重要だと思います!

少なくとも情報提供用のWebページを準備して、
Twitterではそのページへの誘導を図るとともに、
ページを見たくなるような商品の売り(本を代表する短歌など)を
Tweetの地の文に書く
などの工夫が必要だと思います。

少なくともブース位置の情報とかは個人的には要らない気がします!

また、Twitterで宣伝するにしても、
それがどれだけ多くの人に目に触れるか、
どうすればより多くの人に読んでもらうことができるかを工夫するのも重要ですね。


■文学フリマ以降の販売機会への導線をつくる

今回かなりのサークルで売り切れが発生していました。
すばらしいですね!

ただ、違う見方をすると機会損失を起こしているわけです。

とはいえ、
ああいう需要予測が難しいイベントでは
売り切ってしまえるくらいの控えめな見積のほうがいいんだろうなあとも思います。

結局買いに来られる人も関東近辺の人に限られちゃいますしね。

そこで重要なのは、
通販など、文学フリマ当日以降に販売する機会へ
当日その場できっちり導線をつくることだと思います!


「短歌なzine うたつかい」さんなどは、
その場で通販の申し込みを受け付けしていましたが、
こういう姿勢が大事だと思います。

また、遠隔地に住んでいる方からしてみれば、
なるべくはやく話題の商品を手に入れたいと思っているわけで、
そんな購買意欲が高まっている絶好の時期に
「通販ページは準備中です」みたいな状況は非常にもったいない
です!

多忙の中でなかなか厳しい面もあるとは思いますが、
通販ページなどは事前に準備しておいて、
文学フリマ開場と同時くらいにオープンするのがベスト
だと思います。


■まとめ

最後に提案内容をまとめておきますね。
アイデアは一例でしかも表面的なレベルですが考える取っ掛かりになれば。

  1. サークル同士で協力しあう
  2. 見本誌コーナー対策を講じる
  3. ブースのディスプレイを立体的に目立たせる
  4. お客さんを立ち止まらせることのできるキャッチーな売りをどーんと
  5. 立ち寄りやすいブースの雰囲気づくりのポイントは人
  6. 当日のリアルタイムな情報提供でお客さんを呼び寄せる
  7. 事前に提供する情報をもっと豊かに、もっと多くの人に
  8. 通販への誘導など文フリ以降の販売機会へきっちり導線をつなげる

尚、このうち通販サイトについては
タイムリーなニュースもあったので、別に記事を書く予定です。

ではでは。

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