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2012年12月30日 - 2013年1月5日の1件の記事

2012年12月30日 (日)

2012(連作32首)

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2012年も残すところあとわずか。

ということで2012年のブログの締めくくりとして、今年つくった自作短歌の中から32首(半端!)を選んで連作風に仕立ててみました!

ちなみに今年つくった短歌は約240首。自分にしてはたくさん短歌をつくった年でした。それだけつらいことの多かった一年だったのかもしれません・・・・・・。(遠い目)

ちなみにとある事情で変わった発表の仕方をした短歌もありますが、気づいた人はなまあたたかくスルーしてくださいねー。

では、さっそくはじめます!



「2012」


夕立のにおいでぼくは目をさます ずっと身の程知らずでいたい

強くなる過程であなたが捨ててきた弱い部分も大好きだった

ひとつだけ残ってしまうならそれはやさしいなにかでありますように

まだ君を許せないのにやさしさがあふれだすからさよならなんだ

*

さみしさを認めたら負け でもそれを感じられなくなったらおわり

悲しみが薄まることと悲しくはないってことは違うのだろう

体温計みたいに心の状態を見える化できればよかったのかな

神さまがこころを弱くつくるのは信じてもらえなくなるからだ

かんたんにつぶれてしまういろはすのペットボトルのようなこころめ

誰だって心のおくに泣きむしなこどもが体育ずわりしている

あの子には思い出すたびあたたかくなれる言葉が必要だった

全力で走るあの子に「歩いてもいいよ」だなんて言わないで欲しい

夕焼けが舌を出してる ぼくはまだ意味も無意味もわからず生きる

*

企画物AVを見るような目で職務経歴書を読まれたよ

真夜中の漫画喫茶のさみしさのみんな深海魚になればいい

ひどいこと言うのは待って おさがりの鎖かたびら装備するから

交換はできないものを条件にしてごめんなさいごめんなさい

将来は紙飛行機になりたいなあ 素材は婚姻届がいいなあ

全力で走ったのならスキップでごまかさないでちゃんと傷つけ

*

殺したいくらい愛したことがある この心臓を片方あげる

美しいだけで心に刺さらない絵はがきみたいな作品ですね

勉強が苦手なくせに手をあげてまた間違えるあの馬鹿が好き

全身の武装解除をして君の非武装地帯から鳩を出す

謎めいた笑みを浮かべる あれなんも考えていないパターンのやつや

籠城をするドラえもん どら焼きで兵糧攻めをする野比のび太

貝殻をあなたの耳に押しあてて上から殴る 海をなめるな

*

ひとりでも生きられるけどそうしたくないのはあなたと生きたいからだ

ねむってる君を見守る でも逆に守られているような気もする

好きでいる理由が特にないくせに大好きだから愛なんだろう

変わらずに愛するよりも変わっていくあなたを何度も好きになりたい

*

戸締りはしないでおくね 遠方で雷 知らない猫のなく声

Word is mine/World is mine 世界は言葉そのものだから



良いお年を!


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